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ボケナスなライバル、明るい主人公達、あまり腐ってない腐女子と
微妙にいけてないイケメンの恋愛……。
謎解きと戦闘を重視した近未来風機械バトルにして、
古風かつファンタジックなRPG!!

→Vectorからダウンロード

*本作品は、『RPGツクール2000』の仕様としまして『RPGツクール2000RTP』が
インストールされていないと遊ぶことができません。
下記よりダウンロードできますので、予め入手してインストール願います。

RPGツクール2000
(動作OS: Windows 8/7/Vista/XP)

ゲーム画面1 学生時代の友達を誘い、『浮島空紀』を舞台としたTRPGを企画したリンルス。
ゲーム画面 リンルスが作った術が、参加者の空想を刺激し、4人は物語の中に入り込んでしまう。
脱出するためには、“シナリオ(未完成)”をクリアするしかない。
ゲーム画面 空想の世界にリッキーたちが入り込んだことで、“幻想”は現実に影響を及ぼす力を得てしまった。
己が野望のため『魔王』は“主人公”とマスターを襲うが……。

事態は、マスターや『魔王』の思惑を超えていく……。
ゲーム画面 ゲーム画面
ゲーム画面 ゲーム画面

キャラクター紹介
リンルス リンルス:Lopewin ロプウィン(樹曼)
空想好きの大学生。リッキー君に片思い中。
文学と謎の術を作るのが得意。彼女が企画したTRPGが、空想を超えていく……。
リッキー リッキー:Schneeheil シュネーハイル(雪聖)
村の役場に勤める青年。学生時代は文武両道で人気があった。しかし、好きな人には奥手である。

搭乗機:夾真:攻撃タイプ
フォユイ フォユイ:Reptolite レプトライト(砂魚者)
リンルスの友人。現在家事手伝いの女の子。明るく元気で素直なタイプ。

搭乗機:渦影(ヴィルベルシャテン)万能タイプ
ベスパ ベスパ:Diablair ディアブレア(飛竜者)
新米踏破家のお姉さん。リンルスを妹のように溺愛している。大人の余裕を感じさせる女性である。

搭乗機:芭羅玖:術タイプ
ヴァンダス ヴァンダス:Gandio ガンディオ(瘤取者)
リッキーとリンルスの共通の友人(しかし、リッキーはそれを知らない……)。根拠不明な噂話をよく持ってくる。
一にご飯、二にご飯。三四がなくて五にご飯。

搭乗機:磁波(マグネーティッシェヴェレ):偵察タイプ
魔王 『魔王』(名前はまだない)
幻想世界から現実世界を侵略せんとする魔王。とにかく魔王。戯閣四人衆という部下を持っているが、頼りなく思っている。
ヴァンダスの機体
ヴァンダスの機体が使用する攻撃スキルは技のコマンドではなく アイテムで
「熱梵弾」「冷梵弾」などを使用してください。
最初のお金の使い方
最初は装備の購入をあまりせず、お金は回復や弾薬アイテムの補充に 当てたり温存することをお勧めします。
二種類の粉
二種類の粉は、同等くらいずつ作り、どちらかだけに偏って作らない ように気をつけてください。
岩顔用はエルカイン、液顔用はニノクリーロにあります。
情報の内容はともかく、とにかく片っ端から目覚めさせると吉です。
情報収集
各種施設の「情報」は必ず見てください。状況によってコメントが 変わり、重要なイベントが起こることもあります。
忘れちゃいけない
一番最初に受けたクエストを果たすことをどうかお忘れなく… (ゲーム中にも指摘されると思います。 いわゆる真のEND…の条件の一つです)
ANONYMの製作過程とこだわり
 この作品を考えたのは、小説「光沢する沈鬱」の世界観をゲーム化したい、と 思ったところからです。小説の過去に当たる話を土台にしています。
また、以前作って廃棄した「TRUE PARTY」という超小さいゲームの、ゲームキャラ がTRPGをやるというアイディアを思い出し、合体させました。
ゲーム自体は、RPGツクール2000ということで、ファミコン時代のレトロな感じを 復古させたいと思いました。
それと、私の青春時代の体験とかをシャッフルしたイメージを添え・・・
この4つが合わさって、あの作品になったと思います。
 アマチュア作品ということで、プレイヤーにこびるのではなく、かといって上から目線 でもなく、「私はこういうものが良いと思います。皆さんどうか見てください」といった 気持ちで作りました。流行のゲームとしてみたとき、生活の消費材としてみたとき、 つまらない古臭い作品かもしれません。でも、例えば古い文学小説を読むとき、 それがにわかには面白くなくても、読者の方から積極的に掘り下げ、入っていき、 わかろうとしてわかっていく、その中から、作者のいいたかった「よいこと」を見つけ、 共感して、現代ラノベなどでは得られない「快」を得ることがあると思います。 私は、ゲームはいつか芸術の1ジャンルとして数えられてしかるべきだと考えています。 私の作品がそれに耐えうるものだとは、残念ながら生みの親である私ですら思えません。 しかし、私はそうありたいと思って作っています。
10年後でも100年後でも1000年後でもかまいません。
この作品が誰かに何かを見つける場を与えられるものであれば、と願います。
ゲーム性について
このゲームはゲームの雰囲気をファミコンの「ドラゴンスクロール(コナミ)」を モチーフにしています。また、当時はやっていたゲームブックなるものの雰囲気も 念頭に置きました。どちらもマイナーすぎるもので、特に前者は知っている人は あまりいないと思います。すごく面白かったのではなく、単に一番最初に購入した ソフトのうち1つが、これほど凶悪な難易度の謎解きだったので、覚えていただけ でしょう。当時では珍しくなかったとはいえ、ヒントが答えにあまり結びつかない、 もしくはノーヒント、混乱させるヒントだらけ・・・
そん な中、オープニングも前置きもなく、いきなり殺風景なファンタジー世界に プレイヤーはぶちこまれ、何かをしないといけない。
グラフィックがつたなく、説明書の絵も少ないので、プレイヤーは頭で空想します。 しかしながら、空想は現代の押し付けがましいムービーやCGを超えた素晴らしい世界を プレイヤーに提供しました。これは、私の考えだけではなく、多くの人が実体験から 話していることです。おっさんのノスタルジーではありません(汗)。心理学などの 科学的な面からも、その有意義さは疑う余地もないのです。

私は、ファンタジー世界の広漠とした、不安な、それでいて期待に満ちたあの雰囲気を ゲーム作品に取り入れたく、かつ、以前はあまりに不親切だった部分を現代の やり方で遊びやすくしようと思いました。ANONYMでは、人間との交流は少なく、 もっぱら岩や泉と話をします。彼らの話もふわふわしていますが、核心をつくことは しっかり強調して話させました。ちゃんとメモしながら進んでいただければ必ず謎 はとけると思います。宇宙でも地上でもない、ファンタジーの中のファンタジー、 天空世界というこれまたふわふわした世界のなかで、自分が何をすべきか キャラクタと一緒に考えられるよう、EXP稼ぎ等はあまりやらなくてもいいようにしました。
最後に
見かけとか、ストーリーとか、古臭いなぁ・・・・・・・
と思うでしょうが、どうか、最後までやっていただければと思います。
そのときプレイヤーそれぞれのやり方で何かを「良かった」と思っていただければ、 私は本当に嬉しく、心から感謝すると思います。

遠野沢庵